2020.03.20ブログ
私が「感情」に興味を持ったのは、(その1)
私は、茨城県下妻市に生まれました。
大学卒業後に、学校の教師になりました。
教師になって4年目の時に、私は5年生を担任しました。
その担任した生徒の中に、情緒障害児がいました。
その子は、Y子ちゃんで、よく教室を脱走します。それから、何か嫌なことがあると
カアーッとなって、教室中を走りまわったり、物を振り回したりします。
私は、その生徒を何とかしたい!と思い、心理学、脳科学や様々な事を勉強しました。
そして、その時に「感情が大きい!」ということに気付いたのです。
じかし、「感情をコントロール」する。というのは、実は大変なことでした。
でも何とかしたい!という想いで、いろいろと教えて頂いたことや、自分で色々する中で
とっても大切なことが、分かったのです。
それまでY子ちゃんの顔の怖い顔ばかり、私は学校で見ていました。
なぜだろう?と考えました。
その時はわかりませんでした。
それでY子ちゃんの家に家庭訪問をしました。
すると、Y子ちゃんの家での様子がいろいろ分かったのです。
Y子ちゃんは、ママ子で、Y子ちゃんの下に妹、弟が4人ほどいて、
Y子ちゃんは、家に帰ると、その妹弟の世話をし、さらには、家の家事もいろいろと
していることが分かりました。
Y子ちゃんは、学校から帰ったら、すぐに家の手伝いです。休みの日もそうです。
Y子ちゃんは友達のように、宿題をする時間も遊ぶ時間もありません。
そして、Y子ちゃんは家ではいろいろ我慢しています。
そのストレスが学校にでているんだ。しかも学校では、
先生や友達から良く思われず、いつも怒られている。
だから、Y子ちゃんは、いつも怖い顔でいるのかぁ。とその時
思いました。
そこで、私は、そのY子ちゃんをみんなの前で、家でこんなに頑張っているんだよ。
ということを話しました。するとY子ちゃんは、、嬉しそうでした。そして
笑顔が見られたんです。
しかも、Y子ちゃんは、それまでは、そうではなかったのに、それからそうじも良くやるように
なったのです。そこで、私は、さらに、Y子ちゃんのそうじで頑張っている姿も褒めました。
するとさらにY子ちゃんは、笑顔になって、いろんなところで頑張る姿が見られるように
なってきたのです。
そして、Y子ちゃんは、3か月後には、教室を脱走しなくなり、よほどのことがない限り
カアーッとすることもなくなりました。
ここで大切な「感情」があることが分かりました。
そしてさらに、私はY子ちゃんはがなぜカアーっとするかも、他のことにもきがついたのです。
長くなったので、今日はここで。
ですが、最後にそのクラスは、協力し合って、学習意欲も高く、ともて素晴らしいクラスになった。ということを
ここに書いて、また続きは今度にしたいと思います。
目次