2020.10.25ブログ
不登校児の母親の感情コントロールは難しい

目次
- ○ 不登校児の母親の感情コントロールは難しい
- ・息子二人が不登校に
- ・二人とも「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」
- ・「不登校」ってどういうこと?
- ・感情のコントロールがきかない
- ・ストレスに関する講座を開催予定!
- ・【Youtube】クララチャンネル-お母さん!そのストレス溜めると大変ですよ!
不登校児の母親の感情コントロールは難しい
クララチームのブログの執筆が一巡しました。
1番目の執筆者の「たっちー」です。
息子二人が不登校に
私には中学1年生と小学5年生の息子がいます。
最初に登校しぶりが始まったのは中学1年の長男でした。それは新型コロナウイルス感染症による臨時休校が明けた2020年7月に入ってからのことです。
5月中旬から始まった分散登校の時は、長男はとても張り切って35分もかかる通学路を自転車で中学校に登校していました。しかし、次第に月曜日を欠席するようになり、毎朝、学校に行くのか、行かないのかを問いただし、行ったり、行かなかったりを繰り返しました。
前の晩は「明日学校に行く」と言って、ちゃんと準備をするけれど、朝になるとぐずりだし、結局は期待を裏切られるのを繰り返しでした。欠席が増えていくごとに、毎日のように学校に欠席の連絡のための電話をかけました。その電話がとても負担になりました。
電話をするたびに先生になんて思われるだろうと思い、私は本当にイライラして、このまま不登校になったらどうしよう、この先どうしていけばいいのかわからず、大きな不安に飲まれ、本当に辛かったです。
「学校にいかない」、「不登校になった」、というだけで、なんだか「母親失格」の烙印を押されたような気持ちになりました。世間の目もすごく気になりました。
「私の育て方が悪かったから、こうなってしまったのか」
と、子ども対してそんな腹立たしい感情をぶつけてしまう日もありました。
そして、そんな長男に引きずられるように小学5年生の次男も不登校になりました。
次男はそんなに勉強が得意な方ではなかったのですが、特に学校で問題を起こすこともなく、それなりに登校していました。
しかし、長男と初めて学校が離ればなれになり、4月の臨時休校までの2日間の登校では泣きながら小学校に行きました。長男は、その2日間、次男の小学校の登校に付き合ってくれて、それでなんとか学校に行きました。
だけど、次男は長男と離れてしまったことだけでなく、どうやら勉強でも大変だったことが後にわかりました。次男は自分から勉強がわからないから「特別支援教室」に入りたいと言い出しました。
二人とも「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」
息子たちは二人とも発達障害があります。
長男は、発達障害の中の「自閉症スペクトラム障害(旧:アスペルガー症候群)」と「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」です。
次男は、長男と同じく「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」があると、2020年10月に診断結果が出たばかりです。
どちらも「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」があるため、読むことが人よりも時間がかかり、さらに書くことでも授業の板書と宿題でのたくさんの書き作業が苦手です。
学校の勉強は、すべての教科で「読み書き」が必要です。発達性ディスレクシアの子どもたちが全くのなんの配慮もない状態で学習するのは、本当に大変なことです。
配慮をしないということは、どういうことかというと視力が悪い子どもに、メガネなしで黒板を頑張って見て、ノートを取りなさいと言っていることと同じことになります。
長男は小学3年生の時にディスレクシアと診断され、小学校では合理的配慮をしていただき、自信を失うことなく、なんとか小学校の6年間を通うことができました。
しかし、次男は、ある程度、文字を読めて書けていたため、まさかディスレクシアと気づかずに小学5年生まで来てしまいました。
二人が一気に不登校になってしまったので、登校しぶりの最初の段階が本当に辛かったです。
このまま学校に行かなかったらどうなるのだろうと不安の波が押し寄せました。
学校に行かない子どもたちを周りの人からなんと言われるのか、先生からどう思われるのかというプレッシャーがかかりました。
発達障害と診断された時も、辛かったですが、不登校はさらに母親にストレスがものすごくかかります。
二人の不登校の原因はひとつではないのですが、一番はこの発達性ディスレクシアのために、「みんなと同じことができない」ことが大きいのではないかと思います。
「不登校」ってどういうこと?
「不登校」とは、病気や経済的理由ではなく、自らの事情で「登校しない」もしくは「登校できない」状態で、欠席日数が年度間に連続又は断続して30日以上の児童生徒を言います。
2020年10月22日に、文部科学省から公表になったばかりの「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」のデータがあります。ニュースで小中学校における不登校児童生徒が18万1272人に上り、過去最多となったと報道されました。
児童生徒の数が減っているにもかかわらず、グラフにあるように不登校が年々増え続けています。それは何を意味しているのでしょうか。
私が考えるには、これだけ不登校が毎年増えているのは今の教育環境が、時代や子どもたちに合っていないということを示しているのではないかと思います。自分の息子たちが不登校になってみて思ったのですが、不登校の子どもたちに問題があるのではなく、一人一人に個別対応ができない小中学校の教育体制に問題があるのではないかと私は感じています。
文部科学省:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説
感情のコントロールがきかない
「不登校」になり始めというのは、本当に不安だけが大きな津波のように次から次へと押し寄せて、感情のコントロールがききません。長男に発達障害があり、育児が思い通りにならなかったため、元々自分の感情のコントロールがうまくできずに、困っていました。さらに不登校が重なりますます感情のコントロールが難しくなりました。それでクララさんの感情コントロールに興味を持ち、学びたいと思いました。まだ今も学んでいる途中なので、今後深く学んでいき、これから変化がおきたら、こちらのブログに書いていこうと思っています。
ストレスに関する講座を開催予定!
エモーション・クララ「ストレスコントロール法」
日時:2020年11月15日(日)13:30-16:00
場所:かふぇまるCafe
参加費:3,500円(茶菓子・飲み物付き)
後日、申込方法の詳細をお知らせ致します。